満足度★★★★
もやもや感がいい。
可能性を求めて都会に暮らすか、生まれ育った地元で友人に囲まれて暮らすか。それぞれの人生を背負う同級生たちのシットコム、楽しく観劇しました。このテーマで一本脚本が出来ちゃうというすごさ。というか、あれですね、脚本そのものが落としどころを求めて右往左往している感があり、それが巧まざる面白さになっていて(巧んだ結果なのかな?)共感を呼ぶ。とはいえ、実際はここまでは紛糾しないだろうな~。それでも帰省すると何となく話が合わなかったり、違和感を感じたりするのも事実だし、そのくせ自分のルーツは生まれ故郷にあると自覚させられるのも事実。この辺のもやもや感を実にうまく捉えた舞台でした。