ホボトラ 公演情報 1986年企画「ホボトラ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    起爆剤・・・ ここから何かが起こる?
     何よりもまず、企画力の勝利ですよね。林じゃない方と今津じゃない方(笑)の両プロデューサーに敬意と感謝を表したいです。オールスター戦みたいで楽しかったぁ。
     そして長谷川さんの作演、アテ書きキャストがドはまりで、なんか名古屋小劇場界の同人誌観ているようでした。良い意味でお約束をキッチリ抑えつつ、観客が欲しいものを与えてくれた感じです。なんかね、本来笑い所じゃない所でクスクス漏れる笑いからそう感じました。
     そしてそれに留まらず、魔術とそれに乗じた本音が入り乱れた緻密な構成と感情の機微が見応えあり、独立した戯曲としてもかなり魅力的です。みんな役者役って訳じゃないのに「みんな上手ぇなぁ」ってセリフが全てを表現してましたね。
     キャストはね、もう誰が良いなんて言い出したらキリがない。敢えて言うとすれば、こういうお祭り的企画は男としては女優さん推しになりがちなところを、男優さんの存在感が凄く強かった。男優さんのブロマイドまで買って帰ることになるとは思わなかった(笑)そのぐらい全員が個の力を遺憾なく発揮して、優れたエンターテインメントを成立させていたということ。アフターのシャッフル・ホボトラ込みで大満足でした。
     この企画の続きを期待するとともに、他の年代への起爆剤になって何か起これば・・・ と思うとドキドキします。

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    2015/05/10 00:39

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