満足度★★★★★
冒した者
凄い作品ですね。
1952年に生きた人たちの言葉が、痛烈な重さを持って飛び交います。
この作品に取り組んだ役者さんたち、演出家さんの力もこの作品の言葉たちに命を与えたと思いました。
130分くらい・・・長いと思いませんでした。
先生、須永に女優さんを起用したのがとても良かったと思いました。中性的な要素が、ぎりぎりのところにある心や刹那を力むことなく、伝えることが出来た気がします。
古めかしい言い回しの台詞と対照的にスタイリッシュな椅子やベットも良いし、ライティング、音楽も良いです。
広田さんの演出はやっぱり好きだな・・・・と、思いました。