満足度★★★★★
今まで観た「シンデレラ」の中で一番好きかも
キャラクターの人生を確かに感じさせるようなダンサーの細やかなキャラクター造形の「リアル」さと、「シンデレラ」っていう御伽噺ど真ん中なストーリーが、不思議と気持ちよくハーモニーになってる、この感じ。
プロコフィエフの音楽を誠実に歌い上げるような振り付け(特にアモローソでの見蕩れっぷりはヤバい)も、息苦しさと解放感のコントラストに思わず痺れちゃう美術/照明も、なんつーかストライクど真ん中。
PVで見た時にはてっきり映像でやってるもんだとばっかり思ってた12時の時計のセットが、ちゃんと実物だったのにはビックリ。
東京文化会館のステージのサイズに合わせようとしてたのか、群舞がややパワー抑え気味に感じられはしたものの、主演の二人、継母と姉妹がきっちり魅せつけてくれる気持ちよさは十分。