満足度★★★★★
無題1473(15-121)
15:00の回(晴、暑)。
14:00会場着、受付(整理番号あり)、14:45開場。
奥に客席、舞台には横長のソファ、その向こうに数段の階段があり台のようになっていて、下手に机、桟敷、ベンチシート席、満席。両壁にカフカ公演のポスター。
15:03前説、構成・演出の松本さんによるガイダンス~16:12終演。此処の「カフカ」関連では田中美沙子さんのダンス公演(2014/2、2014/7)を観に来ました。
本公演に出ていらっしゃる長尾さん、「同行二人(2013/12@中野)」「短篇集:ノスタルジア(2014/7@APOC)」を観ました。他の役者さんは初めて。
衣装が、黒いコートと山高帽。まるでマグリットが描いた「ゴルコンダ」のようです。
ほとんど知るところがないカフカ。本作が採りあげているものは聞いたこともなく、それでも観に来るのは想像を超えたものに出会うことができる、という期待感から。
「橋」はとても短い作品で、ネットで読むことができ、いろいろな解釈があることがわかります。本作でも本当に(身体をつかって)「橋」が演じられ、寝返りを打つ(転げ落ちる)。
唯一読んだことがあり、その内容をほとんど忘れてしまった「変身」も検索すればたくさんの考え方がでてきます。
「文字」で表現された「カフカ」が、演出家と演者によってあるひとつの表現として示され、その感想を「コトバ」で表現し返す、というのはとても難しく、時間と努力を要するようです。
チラシ写真は「雑種」の1シーン。