満足度★★★
メロコアとはまた違う・・・。
神奈川県演劇連盟プロデュース TAK IN KAAT
「パンクドランカー」
作・緑慎一郎 演出:笹浦陽大 神奈川県芸術劇場 120分
劇場に入った瞬間に高揚していく自分を感じる。舞台上にあるのはよくある?居酒屋風のセットと、そしてそこに存在感を放つライブ会場(厳密に言うとライブの舞台面)。
冒頭の演奏シーンから役者の躍動感を持った演技が繰り広げられる。
青春群像劇、神奈川では珍しくガッチリとしたエンターテイメント性を感じるお芝居。
エンターテイメント性を感じさせるお芝居、というのは定義も広く、私も自分の中での定義付けとして難しく感じるが、この「パンクドランカー」は質の高いエンターテイメントの作品として成立していたように感じる。
今回のネタは30代の半ばを過ぎた大人が中心で、当然音楽もその年代のものとなる。私も、少し上ではあるがその年代のパンクロックと言う音楽にハマっていた人間なので違和感はない。当時のメロコアブームの中で立ち上げたバンドの一つ、というのは納得のいく設定ではある。