J=P・サルトル「出口なし」フェスティバル 公演情報 die pratze「J=P・サルトル「出口なし」フェスティバル」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題1469(15-117) 石本華江 & aji
    19:00の回(晴)。18:00受付、ロビー開場、18:33開場。

    昨年「青森県のせむし男」を観て面白かったので、今年もと思っていたら「aji」とあったのでさっそく観に来ました。

    ①石本華江+Rosa van Hensbergen(イギリス) 19:03~19:59
    ②aji 20:07~21:01

    原作は読んだことなく、あらすじすら知らないまま(当パンも読まなかった)の観劇です。

    2団体の作品が同じ素材から発生したとは思えないほどの仕上がり。

    石本さんは「ダンス」作品で初めて観ましたが強く印象に残りました(また観たい)。

    ajiはなぜか「青い飲み物」がありませんでしたが、ぶっ飛んだ演出。
    時田さん、「アドバタイズドタイラント(2012/1@d-倉庫)」、「お暇をこじらせてⅡ(2015/1@アゴラ)」-中藤さんも。勝又さんは初めて。

    余談ですが「出口なし」と言われると福島正実さんの作品であって、さらに「月は地獄だ!」は「他人は地獄だ」からきているのだろうか...。

    ネタバレBOX

    ①石本さん

    入るとすでに正面奥に男性が座っている。手前左右に畳程の大きさの薄板、両壁際にプロジェクター(45度くらい傾けてある)、奥の壁にPCの映像。

    携帯、飲食、トイレ、おしゃべり、写真撮影OK。「ルール」の意義、なぜ劇場ではそうなのか?それはどういうことだろう、劇場=黒、ギャラリー白という固定された表現、パフォーマーの遅刻はどうか?などの話。

    たくさんの質問で構成されている戯曲

    客席へ
    1.ここに座っているのは偶然ではないのか
    2.何をしてほしいのか
    3.どうして話さないのか
    4.私は魅力的か
    5.私たちは何を待っているのか

    映像(中継?)の質問に答える
    自己紹介的内容...どこまでが「真」?

    客席への問いかけは日本で通じるのか、ノリのよい演目だとありましたが、アフタートークでもなかなか質問が出てこないのが実情。ただ、質問内容には考えさせられました。

    正面奥の男性はキーボードを操作、分厚く、でも透明感あるサウンド。

    Rosaさん(オックスフォード大)、詩とダンス(コンテンポラリーと舞踏)、日本に2年間、今は一緒にいるということを伝えようとしている。

    オーロラを眺めているようなパフォーマンス(東洋的な印象も)

    ②aji

    6作目になります。
    今回、金子さんはお休み(最近気がついたのですが、初めて見たのはajiの作品ではなく「あなたの部品 リライト(2010/12@DECO)」でした)。

    人が3人、人に近い動物が1匹。人はその性別を強調した衣装、動物はその動きで表現。赤い糸で結ばれた3人のやりとりが、原作に倣っているのでしょうが、読んでいないのでわからないものの、仲が良いわけではなさそう。

    衣装の前半、それを脱いだ後半、という構成。

    0

    2015/05/03 01:09

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大