満足度★★★★
デフォルメが凄過ぎ!
勧善懲悪物のようなすさまじいまでのヂフォルメだが、演じている役者諸氏が見事に自分の物にしていた事で、説得力があった。
家族というのは、社会の中の縮図のようなものという事に改めて気づかされた。
そして、一番守り・守られる場であると思っていたこの単位の中にいて、果たして自分は他社を本当に気遣っていたのかと疑問を突き付けられた。
人間関係の希薄さが指摘される現代には良い題材か。
…しかしこうもロクでもないない奴らもいるものか?
決して「居ない!」と言い切れない自分に気づくと思う。
その意味で、このヂフォルメは無茶ではなく、非常に心の内面をえぐった人物像なのではないか…。
そう思うと、怖い。
蛇足だが、ヒロインも義姉役も女優さんが美しい劇団だ!!