「小栗判官・照手姫」(その1)「一引き引いたは千両供養、二引き引いたは万僧供養」と、かけ声をかけて大勢の踊り子たちがいざり車に乗った、動けない小栗を運んでいくと、わたしも一緒に、車を引いて見たいって思ってしまうのが不思議です。物語としては、地獄から蘇ったものの、醜い姿となり、目も見えず口もきけない小栗の載ったいざり車を、人から人へ、多くの手を経て熊野に運び、熊野本宮湯の峰の湯につけてあげるまでの過程を描いていました。
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2008/09/15 23:26
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