三月大歌舞伎 公演情報 松竹「三月大歌舞伎」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    『菅原伝授手習鑑』【夜の部】観劇
    昼夜通しての通し狂言という言葉に弱いです。

    ネタバレBOX

    歴史上の人物菅原道真(菅丞相)の太宰府流罪を題材に、菅丞相、御台所や子息の菅秀才、書道のお弟子さん武部源蔵、政敵である藤原時平、そして肝心の菅丞相の舎人梅王丸、藤原時平の舎人松王丸、斎世親王の舎人桜丸の仕え先の異る三つ子を中心とした物語。

    夜の部を先に観ることになりましたが、それもまた良しということで。

    車引(くるまびき)  三つ子三人揃い踏み。藤原時平の異様さが際立っていました。

    賀の祝(がのいわい)  上手側の庭に左から桜、松、梅が植えられていて、梅王丸と松王丸が力比べというか喧嘩をしている最中に桜の枝が折れるハプニングがあり、その後を暗示していました。そして、みんなが帰った後で登場した桜丸は、菅丞相が流罪になった原因は自分にあるとして自刃しました。

    寺子屋(てらこや)  菅秀才の身代わりに自分の子を差し出した松王丸ですが、彼が桜丸の死を嘆いたことに改めて気づかされ、通し狂言を通しで観ることの意義を感じました。

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    2015/03/11 11:03

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