期待度♪♪♪♪
イプセン作品中,不思議な世界。
イプセンといえば,『人形の家』がある。この作品でも,主人公は,夫からの愛に疑問を感じている。
彼とは,いつ心から結ばれたのかしら。実の父親から,ほいと,子ども扱いされたまま,今の夫に手渡された,アタシはお人形みたいなものだわ。
私には,かつて,自分を本当の伴侶としてくれると,予言し,いつか迎えに来てくれる人がいる。そんな気が,いまでもしている・・・そして,それは,幻ではなかったのだ。
今,あなたが,私の意志を明確に認めて,尊重してくれると,初めて態度を改めてくれた。であるならば,私は,やっぱり,幻の男は忘れます。ずっと,あなたのもとにいます。
と,こんな風な,神話的なお話。