満足度★★★
隔離病棟の日常
隔離病棟の日常、悲喜こもごもがリアルに描かれていました。
まず、劇場に入った瞬間、セットの作り込みに驚く。
そんなセットの中で患者、医師、看護師、見舞客たちが織りなす日常が同時進行的に演じられていて、
物語が立体的に感じられました。
登場人物たちは皆、個性的ではあるものの、
「いるいる」「あるある」な言動が多くてとても身近に感じられます。
特に看護師たちの患者に対する接し方、言い回しがツボにはまりました。
日常生活を見る分には大変面白かったのですが、
パンフにも書いてあった「必要とされているか」「承認欲求」というテーマについては
ちょっと弱かったかなと思います。
(ファンの女性の最後の一言は痛烈でかなり効きましたが)
あと、物語とは関係無いのですが・・・
私は痰とかそういうのが苦手なんです。。。
リアリティを求めるためだとは思うのですが、どうしても不快な気分になってしまいました(超個人的です。ごめんなさい)