満足度★★★★
友情よ永遠なれ!/約70分
幼なじみの男女5人の青春模様を10年くらい(?)のスパンで描く。
彼らの間の恋情と友情が複雑にあざなわれて出来上がった物語は、誰もが「ある、ある!」と思えるような青春の機微に満ち、また、さりげなくも真実を突いている“青春の箴言”的な名ゼリフが随所にあって、強い共感を持って鑑賞できた。
最近の20歳の国作品としては珍しく、恋愛よりも友情にフォーカスが当てられていて、友情譚としての出来の良さには瞠目!
ラス前のワンシーンには思わずホロリ。。。
男だけの友情でも女だけの友情でもなく、内部で色恋沙汰もある男女混成仲良しグループの友情を扱った本作のような作品って、演劇に限らず、これまであまりなかったんじゃないだろうか?
そういう意味でも、観る価値大の一作。
時制がコロコロ入れ替わるので少々頭が混乱したけど、堪能しました。