満足度★★★★★
美しい障子と柱を使い、過去の漱石の生きていた空間に変わっていくのは見事でした。広い舞台をシンプルに広く、あるときには閉鎖的な印象を与える不思議な力のある演出だと思った。正岡子規が部屋からゆっくりと歩き出し、まるで空中を独立して歩いき漱石に気持ちを訴えるシーンは本当に素晴らしかったです。シンプルで静かだけれど、訴え掛ける波の量はとても静かとは程遠く、演劇、更に人間の奥ぶかさを感じ取れるお芝居でした。
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2015/02/17 19:24
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