期待度♪♪♪♪♪
御仏の加護を必要とする公演?
外薗昌也先生の曰くつきの作品である『赤異本』
そのシリーズである『黒異本』もまた、曰くつきの作品であるということか?
公演が決まっていた劇場が直前で使えなくなり、舞台・赤異本の公演場所であった池袋の仙行寺へと引き戻された。
これは怪異というべき妖が引き起こした現象なのか?
いや、逆だ。
普通の劇場公演では来客に怪異が降りかかる可能性があるために、御仏の加護が授かれる寺の本堂での公演を促すために引き起こされた奇跡なのではあるまいか?
つまり、これは神仏の加護がなければ公演してはならない舞台だということだ。ホラー・オカルト怪異好きにとって、これほど興味をそそるシチュエーションはないだろう。
さあ異界の愉悦を楽しみましょう。なにかしらの代償が必要となることは覚悟の上で……。