『Fermat's Last Theorem』(フェルマーの最終定理) 公演情報 ユニークポイント「『Fermat's Last Theorem』(フェルマーの最終定理)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    さっぱり分からない。・・・が、面白い
    小劇場ならではって感じのする冒険的な作品ですね。
    前説の話によると、今回の内容をきちんと理解出来るのは日本に5人程度だそうです。
    もちろん私も理解できませんでした(笑)

    開始数分でもうちんぷんかんぷんな会話、数式が当然のように飛び交う。
    分からないことを分からないままに「何か高レベルな話をしてるぞ!」という雰囲気を楽しめる作品でした。
    基本的な用語すら一切の解説を行わずに最後まで突っ走ったのは良かったと思います。

    役者さんたちがその難解な用語や数式を使って躊躇無く堂々と会話したり、
    スラスラと板書できていたのは驚くばかり。
    (間違っていたとしても分かりませんが 笑)
    その演技があったからこそ成り立つ作品で、一番のキモだったと思います。
    中でも岡さんのキャラクターがとても良かった。

    知識階級の人たちの会話って普段こんな感じなのかしら?
    なんて想像が出来て面白かったです。

    物語としてはラストが少し唐突で、尻切れトンボ感がしたのが残念。
    周りでも「あれ?終わったの?」という空気が流れていました。
    大沢、森、片山の若者3人についてももう少し明確な結末が欲しかったかな。

    ネタバレBOX






    [memo]
    ケンブリッジ大学の講義でワイルズがフェルマー予想を証明するのではとの噂が流れる。
    噂を聞きつけた世界の数学者たちがその講義に集結。
    教室が見渡せる小部屋?が舞台。

    大沢は数学者の夢を諦め教師になるため日本へ帰国する。
    片山は大沢を迎えにイギリスまでやってくる。日本に帰ったら別れるつもり。
    森は大沢には数学を続けてもらいたい。

    岡、伊原夫妻は東大の元同級生。
    伊原の妻は数学的才能があったがあっさりと結婚。
    息子は事故死。
    岡は伊原の妻には数学を続けてもらいたかった。
    数学が好きで辞めずに続けた。塾の講師からケンブリッジ大学の助教時に。

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    2015/02/08 21:07

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