満足度★★★★
果たしてこの世界は美しいのか、と。劇中の作品から作家の思いを探りながら観ました。寓話のような彼の物語世界は可愛らしい衣装とメイクに彩られ、役者さん達がこの上なく魅力的に息づいていて。中でも、ブタと3人の少年達。見惚れました。上品なエロスを醸すオノマリコさんの脚本には、時間堂「テヘランでロリータを読む」でも感じたように、観る間に緩やかに重みを増していつの間にか清らかな泉のような冷たい心地よさを体にもたらされます。難解ではあるけれどそれを紐解きたいと思える魅力に溢れていて、思わず脚本を購入。素敵でした。
ネタバレBOX
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2015/02/08 16:10
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