ごめんなさい!
観劇させていただきました。さすがに学生演劇だけあり、いつもより客席が若い!肝心の公演についてですが、これがよくわからない。いいとも思えないけれども、悪いと思えるところも特に無いのですが、客席の同年代の方は演技に敏感に反応し、好反応で受け入れられていましたから、あえて理解するならば、これが今の20歳前後の感性と納得するしかありませんでした。実はこの公演を観劇させていただく前に、ここの観劇感想を拝見させて頂いたのですが、そのあまりに両極端な評価が不思議であり、一番の関心でしたが、観させていただいて、その正反対の評価が両方とも正確な評価だと思いました。もし、学生演劇の中でこそ演劇する価値があると思われるならば、いい評価こそ正しく、このまま突き進むべきであり、悪い評価は無視すべきものです。しかし、学生演劇の枠を飛び出したいのなら、よい評価は気休めでしかないもので、同年代より上の年代の大部分の反応は悪い評価に集約されていると思えますので、これこそ真摯に受け止めるべき評価だと思います。自分としては、現時点では評価のしようがありません。ごめんなさい。あと2,3年演劇鑑賞を続けて鑑賞眼を養わないと自分の中では評価が定まりません。言い訳になるかもしれませんが、「いまどきの若い奴は・・・」という年代にとっては、もはや若い方と対等の立場で自由に話し合える機会はごく稀にしか無いため、理解しようと思っても、その考え方を受け入れる準備の段階にすらないのが実情です。あえて自分の感想を述べるならば、少し上品な作品に仕上げ過ぎた印象があります。多少身を汚して出てきた言葉をとり入れてもよかったようにも思えました。けれども、学生演劇を観劇させていただくと、自分に足りない点も気づかされるので、興味深い作品を観させていただきました。