in Ophelia ~Interview of Her~ 公演情報 未熟者、「in Ophelia ~Interview of Her~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    トンガリ
     ミレーによるオフェーリアの絵に触発された作品であるが、無論、それをなぞった訳ではない。会場で配られたリーフレットに入っている絵ハガキの絵も、ミレーのものとは異なる。然し、インスパイアされていることは確かである。
     いろんな意味とんがっているのだが、若いうちはとんがでっているくらいが良い。若いうちにとんがらなきゃ、何時とんがるんだ!

    ネタバレBOX

     
     物語も、注意深く聞いている必要がある。居酒屋と思しき場所で3人の若い女性のガールズトークが為されるが、その場所は、舞台奥に占められ、観客席に近い側の上手、下手其々に3人の知り合いが登場して、その来歴を語ってゆく、という構造である。更に、時折、舞台奥のスクリーンに映し出される映像によっても、補足的情報が流されるという作りだ。
     其々の語りは、殆ど意味の無いガールズトークの空白を埋めるように、知り合いの発言が、空白の核(即ち事件の本質)の周縁を埋めてゆき、最後の最後で核部分が示唆される作りになっている為、観客は、霧の中を好奇心や探究心の炎だけで彷徨うことになる。仕掛けも結末もちょっと変わっていて中々に楽しめる。

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    2015/01/24 17:18

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