子どもの頃から 公演情報 演劇企画集団LondonPANDA「子どもの頃から」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ある家族の風景!
    姉、妹そして姉の夫(義理の兄)がひとつ屋根の下で暮らすとこんな事が起きてもおかしくない、いやある意味自然かも?
    そして、二つの朝食シーンが野の作品を象徴していました。
    面白かったです。

    ネタバレBOX

    父親が入院している為、実家には長女夫妻と次女が住み、姉妹で看病している。長女はレジのアルバイトはしているが、次女は無職だ。その為、義理の兄が生活の面倒を看ている。そんな状況に、姉妹の実兄が仕事を辞め、無職になって戻り4人の生活が始まる。
    義理の兄が曲者!朝食は皆揃って6:30にするとか、夕食が必要ない時は3日前までに申告しろとか家のルールを勝手に決めている。
    そんな堅苦しい生活が朝食シーンに表われる。何も知らない実兄が最初に箸をつけるところで姉妹は不安そうな顔をする。きっと義兄が箸をつけるまで姉妹は食べられなかったのだろう。団欒のない暗い朝食シーンでした。
    しかし、ある時夜遅く義兄、少したって次女が帰宅した。誰もが不思議に思うだろうが、実兄はこの不穏な帰宅に深くつっこまない。
    そして、ある時長女夫妻の会話が次女の耳に入る。子供のできない長女は検査をしていたのだが、異常はない。そこで長女の夫が自分に問題があると
    「すまない、離婚してくれても構わない」と珍しく頭を下げる。
    夫がこの場を去った後、それを聴いていた次女がある秘密を明かす。
    それは、義兄の子供を身ごもり、堕胎したことだった。
    長女は怒るものの離婚を決意し、夫の本社転勤とともにその生活を終える。
    しかし、悪いことばかりではない。次女は以前から好意を抱いていた実兄の親友に全てを打ち明け、、双方承知上で結婚を前提につきあうようになる。実兄は同級生の看護師とバツ¹イチ同士の結婚がきまる。
    今度は、実兄夫婦に長女、次女の4人の生活になる。
    ここでも、朝食シーンが出てくるが、以前と違って会話もあり明るい。
    それをスポットライトの明るさで表現していた。
    小姑の長女が義姉にいろいろ注文をつけるようになり、それを疎ましく思うようになり、だれも見ていないところで、食べ物に大量の食塩または砂糖をかける。
    この家族なぜか、相手に裏切られる。入院中の父は母の浮気で裏切られ、実兄も妻に浮気され(しっかり慰謝料もらっている)そして長女はどうなったか、次女から不倫の慰謝料としてお金貰っている。

    買い物袋がスーパーのオオゼキの袋はいかがなものか、東北の田舎町にはありませんよね!ちょっと注意すれば無印のビニール使用でできること!


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    2015/01/22 00:59

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