一句頂一萬句 -出延津記- 公演情報 タイニイアリス「一句頂一萬句 -出延津記-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    三位一体
    心技体其々のレベルの高さが、中国の武術を含む身体の用い方、エネルギーの物理的・合理的な移動の仕方など節々迄現れている。つくづく演劇とは身体性であると感じさせる作りである。全体として芝居としてのバランスの良さ、椅子を身体の延長として様々な物に変じて見せるとき、観客のイマジネーションを自然に、目的の所迄誘う技術等、長い中国の歴史的遺産をキチンと受け継ぎ、キチンと身体言語化するという難度の高いことをさらりとやって見せている辺り、また、これだけの動きをしながら、誰ひとり、息が上がっていなかったのも見事だ。間の取り方等も見事である。何れも学生とは思えない質の高さを示している。原作は小説だというが、シナリオを起こしているのは、矢張り若い女性である。中国語での上演(字幕なし)なので、早目に行ってパンフレットに書かれている粗筋をキチンと読んでおくことをお勧めする。

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    2015/01/10 12:45

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