満足度★★★★
久保田脚本の真骨頂
雨の夜に襲われ視力を失った女性と彼女をめぐる3人の男…。
中盤で事件の表層が明らかになってからが久保田脚本の真骨頂、二転三転どころか五転も六転もする展開は角を曲がる度に新たな景色が見えてくるよう。
そんな中、バレにくい嘘に関する台詞は久保田式の演技メソッドか?なんて見方をしたりもして。
で、主要な4人の他に2人が助演、そして多人数のシーンが1つ(複数回演じられる)という「変則4人芝居」形式が独特だが、この多人数のシーンを何らかの方法(会話で処理とか?)で他の役者を使わずに済ますことができれば商業系での上演もあるのではないか?とも思ったり。
あと、前方2列の小さな椅子での150分はさすがにキツいよね。