満足度★★★★★
十七戦地の中ではピカ一2011年に十七戦地旗揚げ公演として書き下ろされ、同年、第17回劇作家協会新人戯曲賞を受賞した代表作。本公演の内容はもとより素晴らしいが、2014年という3年後に再演したところを評価する。ストーリーは解説文にあるが、その内容は東日本大震災の背景をモチーフにしていることは容易に想像できる。人間は”忘却”するという良し悪し両面がある、この特質を持っている。時間とともに風化しそうな問題をしっかり捉えて離さない、そんな柳井氏の強い思いが出ていた秀作である。
ネタバレBOX
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2014/12/24 18:01
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