この橋、渡るべからズ 公演情報 東京パイクリート「この橋、渡るべからズ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    頓知…鈍知か
    タイトルは、言わずと知れた一休和尚の有名な頓知話。しかし、本公演は思っている結末にはならない。高尚と思われている和尚が民衆の役に立たないという、コメディでありながらシュールな内容というギャップが楽しい。他人任せで何事も丸く収まるという、安易・事なかれ主義に対する批判が見え隠れする。“ワンシチュエーションコメディ”と謳っているが、その底流は頓知では解決できないかも…。あまり深く考えず、鈍感になって舞台表現だけを素直に楽しんだほうが賢明だ。

    ネタバレBOX

    ところでタイトル=一休和尚を連想したが、はたして本公演の主人公は誰だったのだろう。あまり、一休和尚の頓知話(解決しないまでも)が少なく印象に残らなかった。やはり、登場人物がチョイと発する台詞・仕草など芝居全体を通しての喜劇だったのでしょうか。

    次回公演も期待しております。

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    2014/12/23 21:50

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