【ご来場ありがとうございました!!】媚媺る、 公演情報 ロ字ック「【ご来場ありがとうございました!!】媚媺る、」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    「救い」が少ないのが凄い
    人間の嫌な部分を抉ってくる。登場人物誰もがドロドロした悪意をもっていて、それが表面化しているのか内に秘めているのかの差でしかないことを喝破してくる。日高ボブ美演じる森谷が触媒となり、激しい化学反応を見せる展開が良かった。「救い」が少ないのが凄い。

    ネタバレBOX

    片桐はづき演じる白石と榊菜津美演じるマリの感情が衝突するシーンは観応えあり。それぞれの流れで二人へのプレッシャーが蓄積されていって、白石の我慢とマリの行き詰まりがほぼ同時に臨界点を迎えてぶつかり合う。2人ともとても良かった。

    日高ボブ美演じる森谷の異様さ加減も凄かった。まさに怪演。実存感のギリギリを突いている。いてもおかしくないと思わせる存在感が良かった。序盤終盤を堂本佳世が締め、中盤に小野寺ずるの「全部自分のせいじゃん」と刺してくる。大事なところは劇団員が担ってる。

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    2014/12/23 16:06

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