満足度★★★★★
暗転ミステリーだけに、終わらない非常に凝った脚本が、とにかくインパクトであり、「いい幕引きだ」という予定調和を超越するのだ。劇団オールスターは総勢出演。しかし、基本は4人芝居の少人数編成である。私が観た回は大看板•沖野が出ていたが、根っからのファンである層に加え、演劇に熟知した層、初見の層も、真剣に、集中して観れる傑作だったと思われる。タイトルにあたる『シカク』を、国語辞典で巡った作家の姿が ステージに ひっそり いた。「四角」「視覚」「死角」そうした単語を感性的に捉え、落語家のように組み合わせていく脚本は和の技巧だ。
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2014/12/22 00:30
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