満足度★★★★
原発開発者という名の死の商人
原発事故の話で、私が好きなダルカラの『セシウムベリージャム』(こちらも原発事故の話)に出てた方も出演。
極言すると、原爆より、原発の方がたくさんの人を死に追いやろうとしたり?少なくとも、不安にさせているのではないか?
(いや、実数の上での死者は、広島・長崎の方が死者は多いかもしれないけど...)
核兵器を売らなくちゃ、生活できない人もいるが、原発売らなきゃ生活できない人もいる。
しかし、これだけ地震が多くて、原発に向かない国に、ねえ...
京都議定書で、CO2ガス排出削減を、他国が驚くような高い基準で,日本が世界に提唱したときは、日本を誇らしくさえ思ったのだが、それは後年の原子力政策のプロローグであったかもしれない。
「あれだけ言っちゃったんだから、原発やらなきゃ」と。
脚本家は、デモ参加者を賛美するようなところが過去作品にもあった気がしたけど、その心情が何となくわかるような、その説明のような部分もあり。デモが歴史を動かしてきたようなところもわかる。綿密な取材に基づいた、しっかりした作品。
セットを使わない作品で、安上がりと言われないようにと、気遣いされたのかもしれないけど...残り30分がちょっと長かったかも...