満足度★★★★★
無題1331(14-380)
19:30の回(曇)。18:45受付(整理券あり)、19:00開場。L字の客席、入って右、椅子席4列。左、桟敷席+椅子席。左(仮に正面として)に座ります。①手前にフローリングのアパート(の一室)、テーブルと座椅子、TV。②奥はオフィス、事務机(各席にPC)、椅子、ロッカー、ポット、さらに奥の扉の向こうは倉庫らしい。
19:26前説(110分)、19:33開演、雨の音、〜21:34終演。アパートは明るく、オフィスは暗い(机、制服、椅子も灰色だし)。が、だから「幸」「不幸」というのではないものの、時間とともに未昇華の感情がガスのように溜まってゆく。
「姦〜よこしま〜」を観ていないので、「荒川〜(2014/5@サンモールS)以来です。
なんと、左藤さんが出るというので観に来ました。左藤さんの芝居は「ゆめの泉と泥濘(2014/4@pit 出演」「みんなのうた(2014/7@LIFT 脚演)」とも日芸メンバー(全員?)でしたので、ロ字ック…と聞いて、おお〜っ、と思いました。加えて、大石さん(残念ながらお会いできませんでした)が、振り付けということで×2です。
今までの作品と違って、正面からみると平らで、かなり縦長の舞台、レイアウト上、後ろ姿しか見えないこともしばしば。団子状になって突進する…というイメージから、冷え冷えとした空間をお互いにすり抜ける…寂寥感のようなものを感じました。また、最後のシーン、山田さんが「案内」をするシーンはなぜかホッとするのですが、片桐さんのコトバがその温もりさえ凍りつかせたように思いました。
「L」のどちらが見やすいかというと、「入って左」の、奥の席(正面、下手側)。榊さんは座椅子にもたれかかるシーンが多く、「入って右」だとほとんど姿、表情が見えない。オフィスの机は「入って右」席からだと横3列に並べているので、一番客席側に座った役者さん(片桐さん、日高さん)がよく見えないのと、その向こう側に座っている役者さんも見にくかったのではないかと思う(これは想像)。これが「入って左」だと、縦列なので見やすい。
追記:当日制作に新居さん。今夜'も'お客さんへの対応が良かった…よく気がつくものです。
左藤さん、次作はCui?、会場は前作と同じ@春風舎。