ニーハオ! 公演情報 中野あき、ぼっち芝居「ニーハオ!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    生着替え付き
    チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。80分。

    ネタバレBOX

    「新婦あき」
    新婦あいさつで18歳の彼と結婚すること、16年前に彼の父と不倫していたこと、実父は彼の祖父であること(母も不倫していた)を暴露するあき。電話が鳴り、カラオケで独り新婦芝居をしていたと分かる…。
    ブラックユーモアなとこからストンと落としてくる。一発目ながら楽しめた。

    「鍋川というオンナ」
    オナベな鍋川が実家に帰る。母から手紙を受け取ると、父は母で母は父だと書いてあった…。
    もうちょいひねりがあってよかったかなと。

    「白く濁った保健室」
    小学校のときに口腔の細胞を男子に見られ興奮していた女が中学校の保健養護教諭となり、生徒と肉体関係をもっていた。その子の子を身篭り、同僚の臭い体育教師と結婚するという。そして生徒が成人したあかつきに慰謝料と子を抱いて生徒と一緒になろうと誓う…。
    禁断の愛を純愛に変換するため同僚教師を利用する先生が、エロくて美しい。笑えもするしドキドキもするし、いい小作品。

    「失恋タクシー」
    親友に彼氏を奪われた女が交わす、タクシー運転手との会話…。
    ユーモラスな親友との電話での会話から、悲しみにくれる女とすっとぼけた運転手とのこれまた味わいのある会話が魅力的。首都高?のSAで不安になり、思わず親友に電話してしまう女のブレつく心が面白い。そして鉄腕アトムのテーマを口ずさむ乾いた表情が堪らない。

    「わたしのあおぞら」
    路上で寝ている女に通行人が声をかけるが、女はその場を動かずとりとめもないような話を始める…。
    クリスチャン?な女が男に乱暴され汚されたと判明する以降の静かな空気感がいい。会場の天井ガラスと夜の冷めた感覚が舞台を引き立てる。ずっと寝そべっての演技で顔は見えないけど、神がいるか知らないとこぼす女の絶望と家族への希望のようなものが見えてよかった。

    保健室とタクシーが秀作。衣装替え時の味わい深いカラオケもかわいい。

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    2014/11/16 00:45

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