満足度★★★★★
これぞ大衆演劇の王道
昭和アイドル全盛時代が舞台ですが、当時の花形アイドルスターでなく裏方のバックダンサーを主役にしている部分が、この作品の優れた着眼点だ。
一般大衆も多くは誰かの縁の下の力持ちという立場の人ですから、多くの人の共感を得られると思う。
最後のハッピーエンドで終わる部分も良かった。実社会では有り得ないが、有り得ない事を見せてくれるからこそ、大衆が演劇の世界を支持するのだろう。
6番シード初のミュージカルという事ですが、オリジナル曲も良かったし、俳優さん達の歌も素晴らしかった。主役の方と話をしたのですが、歌はカラオケで歌う程度だと言っていましたが、プロでも通用するレベルだと私には思えた。