カウラの班長会議 side A 公演情報 燐光群「カウラの班長会議 side A」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    side Aという視点から
    オーストラリアのカウラ捕虜収容所の集団脱走事件は、
    日本で何度もドラマ化され、死ぬための悲惨な脱走が描かれています。
    しかしオーストラリア側としては、その解釈に反論もあるようです。
    捕虜たちは労働も免除され、自由な環境で厚遇されていた。
    まさか死ぬために脱走を試みるとは思わなかった。
    監視兵たちは予備役の再招集ばかりで、
    しかも機銃陣地も日本兵の攻撃を受け被害が出るまで
    発砲は許されなかったとか。
    そうした状況を踏まえ、side Aというタイトルには、
    オーストラリア側からの視点という意味が込められているのですね。
    物語は、現代と当時の対比や、若者たちの感性の違い、
    英語には字幕が映し出される演出などの工夫があり、
    理解しやすくおもしろかったです。

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    2014/11/04 13:09

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