ヴェニスの商人 [Kingdom Come] 公演情報 獣の仕業「ヴェニスの商人 [Kingdom Come]」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題1289(14-338)
    19:00の回(雨)。18:30受付(手塚さん)、開場。

    階下へ下りると、立夏さん。舞台に白いライン、正方形が4×4、壁にもたれてうずくまっているのは小林さん。

    18:56前説(80分)、19:01開演~20:16終演。物販コーナーがあり前作「空騒ぎ」のDVD(立夏さん、小林さん、藤長さんのコメンタリー付)、本作の台本を購入。

    「説明」にあるようにシャイロックは語り始めました。周りに現れては姿を変え、役割を移し替えながらの4人。

    本作では、特に音楽が(好みのせいかとも思います)よく聴こえ、演者のセリフも勢いを感じました。今回は、あらかじめ原作を読んでいません(なのでおおざっぱなところを知っている程度)が、原作との比較に気持ちが行ってしまうこともなく、ずっと観入ることができました。

    シンプルな白(女性陣の爪先も)と黒(と瑠璃色が少し)。

    シェイクスピア劇は、いつも自分の頭上を通り過ぎてゆくような感じがするのですが...いや、こちらが首をすくめているのかも...本作では、シャイロックが観客に語りかけるというフォーマットが効いたのかもしれません。

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    2014/11/02 01:04

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  • miss_you様

     いつもお世話になっております。立夏です。
     昨年の「ヴェニスの商人」につきまして、ご来場およびコメント頂けましたこと心より御礼申し上げます。
     
     本作は「オセロ」「空騒ぎ」と続いた獣の仕業シェイクスピア三部作の三作目にあたります。オセロはこれまでの獣の仕業の作風に対しても、オセロと言う作品に対しても、いわゆる正統派のアプローチをしました。空騒ぎは作品には同じように真っ向から向かいつつも、獣の仕業初の「喜劇」と言う挑戦でした。
     そして本作「ヴェニスの商人」は再構築と銘打って形式も獣で作り上げてきたものを更に高められるような…と団体のその先を意識しての製作でした。
     「観客に語りかける」と言うのは好きなフォーマットです。演劇やライブがその魅力を一番感じられる瞬間と言うのは「今、私に話しかけている」と感じられるときではないかと思います(小説や映画も「これは私のための物語だ」と感じる瞬間が嬉しいです)。
     ヴェニス以前に「やりたい」けど「できない」と思っていたことを少し背伸びして詰め込んでいます。舞台の方眼紙などもそのひとつです。ヴェニスの上演によりそれまでの経験が昇華されその後の創作の糧にもなっていると感じています。
     
     ところでコメンタリーはいかがだったでしょうか? 風の噂でmiss_you様が「獣の人達も普通にお喋りするんですね」と仰っていた─と伺ったことがあるのですが…笑。

    2015/07/10 17:48

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