満足度★★★
タイトルが…
終盤の一場面とその後に続くテロップのみに繋がる。フライヤーに大きく印刷されている「幸福満載商店街」の街再開発に関する話はどうなったのか。前説で「建築」に係わる話をしているが、その結末が中途半端な描き方になったようだ。また、タイトル「hope~希望」を連想させる話は終盤になってクローズアップしてくる。この関連付けが強引だったと思う。
演出は自由奔放で、さしずめ空高く飛んだ凧が風に揺られるが如く、不安定である。そして、どこに着地するのか定かではない。
このふわふわした浮遊感をどう捉えるかによって観方が違ってくるだろう。
自分としては演出上、多少の遊び心はあっても良いが、物語として主筋があって観劇したという印象が欲しかった。