満足度★★★★
重さから軽さへの昇華
空飛ぶ猫☆魂さん、初観劇。
正直に申し上げると、1~3話を観ながら重さにやられそうになった。しかし4話は一変、会話の応酬が楽しい。登場人物が背負うさだめの重さ、登場人物が感じているつらさはあるはずなのに楽しいと感じるのは、せめて楽しく生きたいと願っている役を吹原幸太さんが軽快にこなしているからか。
1~3話、6人の物語が4話で集約され昇華される流れは快感。4話はとても楽しいのだが、それまでの流れの重さが結構くるのでトータルで☆を4点とさせていただく。
初回は上記の通り1~3話の重さにやられてしまったが、二回目の観劇ではそこまでの重さは感じなかった。重い中にもちょっとずつ挟まれている笑いどころでくすりと笑えるし、本当はもっと笑ってよかったのだろうと思う。
東京公演はすでに終了したがまだ札幌公演がある。是非。