満足度★★★★
美しき屁理屈。これほど距離感の掴みにくい作品は珍しい。屁理屈を元に世界を構築していく面白さだけではなく、屁理屈な世界なりのルールの提示のあり方は、説得力がある。そう、何故か地に足が着いているのだ。俳優陣は荒削りなれど、一所懸命の屁理屈ぶりに舌を巻く。すっかり作品の理解者であると言うより、作家の煙に巻かれている。ここにも作家と俳優陣の微妙な距離感が功を奏している。学内よりも外で理解者を探すべきではないかと思う。今後の幅広い活動を期待したい。
ネタバレBOX
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2008/08/19 07:43
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