期待度♪♪♪♪♪
シューベルトは何故、酔いたかったのか?
酔った時(夜であれ昼であれ)彼は、何に口がつけたかったのか? 無論、グラスなどという陳腐な答えは期待していない。問題は、彼が、未来を信じることが出来たか否か、そして、信じることが出来ない程の天才に恵まれていた時に、何に口をつけたかだ! ハッキリ言ってクラシックに妥協は無いのが、通念である。この「通念」だけに従うのであれば酔いどれシューベルトは「実在しない」し、メルクマールを失くすか失くさないかの時代を敏感に感じ取れなかった愚物には、及びもつかない世界を体験してしまうのが、天才なのであってみれば、酔いどれシューベルトしか実在しない、のではないか?