AAPA『短い旅行記』2014 公演情報 AAPA「AAPA『短い旅行記』2014 」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題1246(14-285)
    20:00の回(曇)。19:52受付、案内に従って階段を4階へ、妖しい佇まい、廊下奥の「部屋」へ通されますが、ここは控室(開演前/後に利用)、山田さんの写真が数点、ベッド、衣類、大きな鏡、バスルーム、ちゃんと住めるようになっているようです。

    たぶん本作はここから始まっていたのだと思います~21:25終演。

    ttu演出の山田さんが出演とあったので観に来ました。松戸は初めてで、会場の「PARADISE STUDIO」は「ラブホテルと飲食店が入居していた雑居ビル」だったそうで、4Fの8部屋のうち6部屋をクリエイティブスペースとして活用し、残りの2部屋はアーティストインレジデンスのスペースとして運営…とネットの不動産情報にあります。

    ttuは「海は、いま、このとき、あなたの、左手にある。(2011/12@ROCKET CAFE)」からで6作。10月に「走れメロス(出演は岩崎さん)」があるので観に行こうと思っています。

    本公演、2つの部屋、広い居室とエレクトリックで瞑想でも始めそうな部屋を交互に使ったものでした。移動は先導者に続いて一列になってホテルの廊下を歩きます。

    静かな語り口、舞、電子音楽が普通の劇場にはない部屋の特異性と相まってトリップしそうな雰囲気でした。物語を追うというものではなさそうで、カラダを此処に置いて感じる作品のような気がしました。

    この1年くらいの間、刺激を受けた「会場」をあげると、リアルラブホテル(本作)、貯水池に浮かべた不安定ないかだ(もちろん役者さんは池に落ちる)、古い雑居ビル6階の共同風呂(ひとり用なので当然狭い)...。

    ネタバレBOX

    メモ

    ①移動した部屋、椅子が用意され好きなところに座る。先導者は此処について説明する…それはシンガポールのことでした。聴こえるシャワーの音、しばらくして黒い下着の女性がバスルームから現れ、テーブルの上にあるぶ厚い手帳のようなものを手に取り、一節を声にする。パンを食べ、語る。観客にドリンクが振舞われる。

    ②次の部屋。床に敷物、そこに座る。音響機器、ベッド、机、キッチン(鍋の中はカレー?)、モニターにアニメ、ダンス。

    ③次は別の部屋かと思ったら(エレベーターに乗ろうとするが動かない)、①に戻る。

    時間の流れ方が異なる場所、空調は入れていないようで、窓が開けられています。劇場とは区切られ方が異なる空間でのパフォーマンスで、このような(日常では味わうことができない)刺激を受けるのはとても心地よいのでした。

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    2014/09/12 01:32

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