男ばかりの会話劇 『アベンジャーズ Ver2014』 公演情報 カプセル兵団「男ばかりの会話劇 『アベンジャーズ Ver2014』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ますますの迫力で大人たちの会話劇がワーサルシアター八幡山を支配
    昨年初演の「男たちの会話劇 アベンジャーズ」が
    今年も帰ってきたヽ(´ー`)ノ

    ビジュアルイマジネーション演出のカプセル兵団を
    「動」のカプセル兵団としたら
    会話劇シリーズはまさに「静」のカプセル兵団。

    (特撮ヒーローについて)
    吉久直志さんの信念のこもった脚本を、
    実際特撮ヒーローに関わってきた
    大人たちが”特撮ヒーロー自身”として、

    タバコ部屋の雰囲気そのままに
    時に熱く、時に笑い、
    時に懐かしく、時に深く、語り合う。

    ワーサルシアター八幡山で
    その会話劇を眺める観客達も
    同じタバコ部屋の住人として、

    いつの間にか特撮ヒーロー達の感情(熱)に
    引きこまれ、一緒に笑って一緒に考えて
    一緒に涙腺をゆるませて、

    非常に引き込まれる1時間30分でした。

    ネタバレBOX

    脚本については基本的には初演
    「男たちの会話劇 アベンジャーズ」のネタを中心に
    一部時事ネタその他見直しをかけた感じでしょうか?
    (キャストの方は半分ぐらい初演と異なる模様。)


    ド派手な炸裂音から始まる舞台に
    「ああ、そういえばこうだったな」という
    懐かしさがまずあり、

    その後特撮ヒーロー達の
    (台本の流れに沿うというより)
    自分の言葉でしゃべっているかのような
    感情のこもった会話劇に
    気持ちを引きこまれ、
    ワーサルシアター八幡山自体が
    舞台上の6人の会話に夢中になりました。


    会話の1つ1つのネタはたどりきれませんが

    ※ 今年は上演台本買っちゃいました、
      後で会話内容も振り返ろうと思います

    特に
    「アメリカでは国を守る人として軍隊/軍人は憧れの的である、
    それに対して日本では敗戦、そして憲法第九条により
    軍隊は悪、自国を守る為の自衛隊ですら叩かれる、
    そうやって現実に憧れるべき対象を失った日本人達が
    ”日本独自の特撮ヒーロー達を生み出していった”」
    という論に、ほんとーに深くうなずかさせられるものがありました。


    特撮ヒーローの中の人(スーツアクター)に憧れた
    (実際やられていたんでしたっけ?)の
    吉久直志さんだからこその深い日米(日本対海外)の特撮ヒーロー考察、
    その重みがあるからこそこの会話劇自体が
    深みと観客の心に対する吸引力を持ったのだと思います。


    ・ 正義の特撮ヒーロー
    ・ 悪役
    の会話劇をこなした次は、

    出来れば「ガンダ○」「マクロ○」などの
    「ロボットSF論」を語り合ってほしいなあ( ´ー`)

    と願いますね。

    ※ 自分は特撮ヒーローについては、少年時代に
      そこまで深くはハマらなかった事もあり、
      出来れば自分のストライクゾーンど真ん中の
      「ロボットSF論」を一度吉久さんに斬ってほしいなあと・・・

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    2014/09/11 22:46

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