満足度★★★★
無題1239(14-278)
17:00の回(晴)。16:35会場着、受付、中へ。16:45/56前説(アナウンス、50分)、講堂らしい講堂、舞台が高いので少し後ろ(E列)に座ります。緞帳がおりていて、手前に照明。17:05開演ブザー、ヴァイオリンが聴こえてきて(長い…)開演〜17:48終演、アフタートーク17:59〜18:30。
台の上に大きなベッド、「蛾」に侵食されるのは「外」か「内」か…というお話のようです(違ってる?)。
大隈講堂に入ったのは2回目(学生時代、模擬裁判をみました)。アフタートークで、声がよく届くというお話がありましたが、そうも思えず、舞台上の空間に吸い込まれてしまうように感じました(やや聴き取りにくい)。
「余白(2013/5)」からで4作目、早稲田で唯一続けて観ているユニット。「ある程度の教育」の映像(全編)がYouTubeにあります。
劇中、「何かが道をやってくる(Something Wicked This Way Comes)」という作品のタイトルが意識にのぼる…何十年も前に買ったのに未読。「侵食」「妄想」「寄生」「本物」「逆流」、本作の説明にあるコトバ→ヒッチコック「鳥」、ウィンダム「トリフィド時代」、マシスン「地球最後の男」、十七戦地「花と魚」…勝手にいろいろ展開。
もう終わっている「みのかも文化の村」の公演では、室内版とは異なる演出を考えているということでした。
末路へ至る道しかみえないにもかかわらず、女は感情を喪失し、何をみて、何処にいるのか…とても刺激を受ける作風でした。蝕まれて、溶けてゆく内側、観客すら巻き込んだ外側、拒絶される外側、森。
「Your inside is out when your outside in…」White Albumですね。
アフタートークで、福澤さんのダンスについてのコメントはなかったのですが、履いていたのはダンスシューズ(?)、回転する時、縦軸がぶれないので基礎がしっかりできているのではないかと思い、劇団森のサイトに行くと、ダンス公演ありました。