満足度★★★★★
圧倒的熱量
まず、圧倒的熱量を感じた。役者さんがとにかく動くのだ。そして、膨大なセリフ量。正直、圧倒される。95分を走り抜ける感じであり、矛盾しているがそれ以上に長くも感じた。原因は、95分の中でいくつものエピソードを交えて、ピンポン少女が成長というか大人になっていく過程が描かれている。そして、次のピンポン少女にもつながるストーリー。これが、95分に凝縮されている。実に見事で素晴らしい脚本でした。
役者さん達は、激しい動き、ダンス、歌、そして膨大なセリフと正に皆さん全力投球でした。いや、ピンポンなので、カットやショートを使わずに、ドライブとスマッシュの連発という所でしょうか。とにかく、凄かった。
特に、さんなぎさんの演技には良い意味で驚かされた。
全編を通して、笑いながらも色々と考えさせられる素晴らしい演劇でした。