演劇ではないけど・・・
どんなものが飛び出すのか、期待半分、怖いもの見たさ半分で見に行ったけど、正直なところ面白かったです!
いつもの大日本プロレスの興行にリア王のアングルが良くハマってるなあ、と感心しました。他国の侵略は他団体の選手との試合、王位の継承は団体運営の後任指名といった感じで、すっかりプロレスに置き換えられていて、その潔さが逆に気持ちよかったです。
中途半端にレスラーに演技されるより、ずっとプロレス頭で考えて作られてます。
なので、最後は正に血を血で洗うデスマッチとなって、蛍光灯で殴って破片が客席に飛び散っても全然違和感なし。
「新しい演劇」を標榜する若手の演劇人もたまにいますが、そんなもの今更長い演劇の歴史から突然生まれるはずもない。でも、全く演劇と異なる、こういった他ジャンルから出てくるものが、実は「新しい演劇」なのかも・・・。というのは言いすぎですが。
でも、マッスルがシアターガイドWEBでも取上げられていたし、意外とプロレスと演劇というジャンルは融合の可能性が高いのではないかと思いました。
まあ、今回の興行は演劇ではなくてあくまでプロレスの興行でしたけど。
なので、点数はあえて付けません。