居間 オブ ザ デッド 公演情報 ワイアールジャパン「居間 オブ ザ デッド」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ゾンビもの…本質は硬質
    自分にとってゾンビのイメージは、何かの力によって死体が蘇って街を徘徊する…いわゆるダークで怖い存在だ。公演は、ゾンビを登場させているが、明らかに本質は別なところを描いている。当日パンフに演出家・成島敏晴氏は、「話は難しいけど実は簡単に解決出来てしまう、けどそれがなかなか難しいというややこしい事がテーマ」と記している。
    さて、公演のタイトルだが、ゾンビのイメージを決定付けたアメリカ映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデット」に似ているのだが、意識したのだろうか。
    さて、公演の本質は…。

    ネタバレBOX

    人間(界)は“他の界”を攻撃し絶滅させてきた。辛うじているゾンビ(界)や魔法(界)は、隠遁生活を余儀なくされている。この件は別にゾンビを引き合いに出すまでもなく、人種・人権差別そのもの。個人的には好きなテーマだが、敢えてゾンビにする必要性があったのだろうか、という疑問が残った。ゾンビのイメージは”死者の蘇り”であり、血みどろの形相をしているというもの。しかし、父親の若かりし頃、人間の娘と恋仲になり、そのことが人間に知られて”家族を殺された”という。この公演は、自分にとってイメージのギャップが大きく感情移入が出来なかった、もっといえば違和感を覚えたことが残念であった。
    今後の公演を楽しみにしております。

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    2014/08/17 22:03

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