満足度★★★★★
まさに職人。
一本筋通す、古風で生真面目でちょっと不器用なまさに職人がそこにいた。
旦那・女房の衣装もイメージぴったりで、工場…工房の一室を覗き見ている感じだった。
真利亜さん女房のかわいさとセクシーさにドキドキしながら、きゅっと変わる表情に笑ってしまったり。
そんな女房をひっぱろうとしつつ、なかなかうまくかみ合わない職人坂口さん、渋くてかっこいいのになんだかかわいい。
危険なものと敬遠されるようになってしまった扇風機、それでも扇風機にかける想いでもってたった一人携わり続ける職人…
扇風機はきっといろんなものに置き換えられると思う。
会話のテンポや挟み込まれるパロディーやネタに笑えるのだけど、最後のどうしようもない感がちょっと切なくなったりした。
京都や名古屋の女房も雰囲気が違うとのことで、そちらも観てみたかった。