満足度★★★★
ディディエ・ガラス「アルルカン、天狗に出会う」観ました
二年前の全国ツアーを見逃したので、まさに僥倖。
私、名古屋で毎年、京都の金剛流能楽師・宇高竜成さん(アトリエ劇研とも関わり)のWSを受けているのですが、なんとガラス氏、その宇高さんのお父様の下で能を修行していた事もあるそうな。演劇的世間は狭い…
一人で一時間舞台を保つ強度。
確かなマイムやムーブメントが、仮面や道具のいろんな使い方を支える。
モノとの共犯関係、仮面への委託。
アルルカンの歴史的背景にも触れて、意外と語り芝居(日本語)。
語り部分は、訪れる国の言葉を覚えて話しているとの事。脱帽。
終演後に仮面を取ったガラス本人は、細面の渋いイケメンでした。
自分の特異な身体操作をコアに、身軽なツアー公演。
ああ、こういうのやりたいなあ。
9月には京都・三重で、いろんなパフォーマーを集めての演出作品「ことばのはじまり」が上演予定。観たい!