阿片と拳銃 公演情報 劇団M.O.P.「阿片と拳銃」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    この上ないロマンティックな話
    マキノノゾミの新作は、まるで大河ドラマを見るような何十年もの間の男女の愛の物語を丹念に折込んだ。それを美しい舞台美術。美しい照明と音楽。そして、誰もが認めるMOPの素晴らしい俳優陣、アンサンブルによって織り上げられた美しい絨毯のような手触りのする素晴らしい佳作となった。小市慢太郎と三上市朗、そして、美しく華のあるキムラ緑子の3人を軸として、笑いありアクションあり、そして、場面転換も早く、ホントに見事に展開して行くのだ。2時間35分。途中10分の休憩。ラスト3作のMOP。この作品を見ると本当に解散してしまうのかとまた問いかけたくなる。特に小市とキムラの見事な演技は忘れ難い印象を与えるだろう。

    ネタバレBOX

    舞台は戦争中の上海、1959年の京都の撮影所、そして、1980年頃の都内の老人ホームを中心に時空をいったりきたりしながら展開する。最後に全ての物語の始まりが示されて幕は降りる。物語を分かりやすくするためだろうか、説明台詞が多めであるが、それはマキノのこの作品に対する愛情の深さだと思う。
    会場でリピーターチケット発売中。3000円。千秋楽以外を販売しているそうです。

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    2008/08/08 16:33

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