お薦め演劇・ミュージカルのクチコミは、CoRich舞台芸術!
Toggle navigation
地域選択
ログイン
会員登録
全国
北海道
東北
関東
甲信越
北陸
東海
近畿
中国
四国
九州
沖縄
海外
管理メニュー
団体WEBサイト管理
顧客管理
バナー広告お申込み
バナー広告お申込み
Toggle navigation
menu
公演検索
HOME
公演
検索
ランキング
チケプレ
掲示板
Myページ
団体・公演・劇場登録
団体WEBサイト管理
チケット管理システム
CoRichチケット!
チケット管理システム
CoRichチケット!顧客管理
HOME
公演
母に欲す
観てきた!クチコミ一覧
クチコミとコメント
公演情報
パルコ・プロデュース「
母に欲す
」の観てきた!クチコミとコメント
前のページに戻る
住み込みの女(536)
満足度
★★★★★
ネタばれ
ネタばれ
ネタバレBOX
三浦大輔の【母に欲す】をパルコ劇場にて観劇。
前作の【おしまいのとき】で三浦大輔の新境地をラストに垣間見えたが、今作では見事までに自身の過去の作風を封印?いや全否定して新しい表現方法で攻めてきた。
過去の自分自身との決別ともいえる作家の新たなる始まりでもある。
六畳一間で、家賃、電話代滞納、ゴミための様な部屋、親に嘘をつき金を無心して女を買うという人間失格の若者の日々で始まる。過去の作品で描かれた【人間失格】というキャラクターと全く同じである。そんな若者のもとに実家の弟から母の危篤の連絡があり、帰郷するのだが、母の死に目に会えず、弟から罵倒される。そんな兄も母親の死を正面から受け止め、自身の懺悔の始まりである。
そして父も妻を失った悲しみから、新しい女性を受け入れるのだが、兄弟は母の思いからかなかなか受け入れられないでいるのだが、やはり寝食を共にしていくうちに馴染んでいく。
そして父と新妻、兄弟の関係がまさしシェイクスピアの様な関係に発展していき、そこで兄弟と義母との近親相姦という展開にいくだろうと観客に思い込ませながら、二転三転していくうちに、息子にとっての母親とは?という究極のテーマにたどりついて行くのである。
ポツドールファンなら誰しも兄弟と義母との近親相姦というエグイ展開を期待してしまうのだが、今作ではシェイクスピアすら行き着けなかった終着駅にたどりついたという感じだ。
過去に描いたどうしようもない若者たちのたどり着いた先にあったものは何なんだったのか?その答えは今作で出したのである。
そして三浦大輔にして初めてのメッセージ付きの作品であった。
明らかに演劇史に残る大傑作であり、永遠に残る作品である。
お勧めである。
0
2014/07/25 10:46
0
0
前のページに戻る
バナー広告お申込み
このページのQRコードです。
拡大
×
このページのQRコード