満足度★★★★
構造が非常に巧み
基本的にはコメディながら、前半は政治情勢や日米関係などに対する毒や皮肉がたっぷり盛り込まれ、中盤にはミュージカル風シーンもあり、さらに途中でちょっとした謎をかけておいて、その謎をハッキリと解明せずに残して観客に判断を委ねたまま終わるという構造が非常に巧み。
また、ナマで観るのは初めての川﨑麻世がカッコいい。
自らをパロディにしたような役どころを楽しそうに演じている上に歌もダンスも披露するし、キめるところはキめるし、やっぱり「スタア」。オーラを放っていると言っても過言ではあるまい。
以前からよくその舞台を観ていた中島大和、佐藤秀樹ご両人もホームゲームと同じくらい溶け込んでいたと言おうか、それぞれ持ち味を発揮してさすが。