満足度★★★★
ラブ
初おぼんろです。待ちの時からすぐに 根強いファンに支えられた劇団だということを感じました。上気した顔で当日券に並ぶひと、「見切りでもいいからとにかく見たかった」と語る声。開場は待たされました。マジにさっきから並んでる予約客より、遅れてくるフリーパス客を待つのがいいことなのか、ちょっと疑問だったりしますが。リピーター優先の感じ、これはあまり好きではないですね。100回通い詰めた常連も、ひょんなことから観る気をおこした一見客も、同じ客として遇していただきたい。
むしろリピーター優先、と感じさせてしまってはいけないと思う。観客も芝居をするがわも「お馴染み」になったらつまらない。楽しくない。いつも初めて会う(逢う)つもりがいい。
って感じで 一応苦言です。
芝居に関しては、 焦げるような燃えるような愛を感じた。言葉でのメッセージではなくて、いきなり放り込まれた火の玉みたいな。
千秋楽ということもあり、この劇団の目標「前作より動員数を倍にする」という目標にあと一歩という結果に 声をつまらせる役者の顔… 私にもその思いは零れてきて泣きそうになった。
でも 作品が 言葉でなくかたちでなく熱い熱い「愛」そのものなら夢は叶う。必ず。