満足度★★★★
盛り上がる構成
第1部80分、休憩20分、第2部20分、休憩15分、第3部35分、終演17:50。「眠れる」にプリンシパルを投入するとは豪勢、お手本のような踊りだった。「エスメラルダ」は少し荒削りながら会場をほぐす若い衆の役割は十分に果たしていた。吉田都の出演はうれしかったが、相方のマックレーがあまりに目立った。第1部でカーテンコールがあり、吉田都はこれで終了。「白鳥」はベタな演目ではあるが、プログラム構成として落ち着くし、コジョカルの泣きの表情がよく似合う。「海賊」はグランパを含めた抜粋集で、そろい踏みは見ごたえあった。全体的に無理に現代を多用せずに古典を中心にしたのがよく、構成での盛り上げがうまく、楽しく過ごすことができた。