白夜月蝕の少女航海紀 公演情報 月蝕歌劇団「白夜月蝕の少女航海紀」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    さすがに妖しい、でも癖になりそう!
    とあるマンションの地下2階にある新宿梁山泊の稽古場である芝居砦・満天星が会場。まさしくアンダーグランドである。
    靴を脱ぎスリッパで入場。芝居に必要な通路以外所狭しと椅子がある。その椅子もソファーからパイプ椅子まで様々、床に座布団席もあり。何とも言えない雰囲気が感じられた。エログロナンセンスのナンセンスは目立ったもののエログロは弱かった。楽曲は”らしさ”がでてて良かったが、歌い手はもっと勉強必要。
    でもこんな芝居は癖にはなりそう!

    ネタバレBOX

    グループサウンズのザ・タイガースに憧れ、パリに行った憧れの歌手に遭う為、歌手志望の”じゅん”は夜の喫茶店で歌手としてスカウトされようとコーヒー1杯で現れるとは限らないプロデューサーを待ち続ける所から始まる。
    台詞の中に戦後流行った歌、グループ、歌手、言葉、テレビ番組、お菓子、薬名などの固有名詞を引き合いに出すナンセンスさを使用。
    女房に逃げられたエロ国語教師”上杉小次郎(実は射殺が許される特殊な警察官)”、学校サボって喫茶店で喫煙とカフェオレを飲む高校生”ますみ(少女警察)”、喫茶店のマスター(実は黒蝕軍の首領)、マシンガンのジョー(怪人20面相、黒蝕軍のメンバー)、千人以上の男と寝たマスターの妻リル(上海帰りのリル)”、など登場人物にはじゅん意外は裏の顔をもつ。そして悪の巣窟である回転木馬共和国(ファシストの国)のメンバーもこの中にいる。こんな個性的な登場人物が入り乱れる。そんな状況で、じゅんは夢をかなえられるのか・・・。

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    2014/07/20 23:21

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